キャンパスアジアについて

About CAMPUS Asia

Home  >  キャンパスアジアについて  >  代表者挨拶

代表者挨拶

東アジアを牽引する真のリーダー育成を目指して

写真:荒木 勝

荒木 勝 Masaru Araki

岡山大学キャンパスアジアプログラム創設リーダー

 

1949年愛知県生まれ。学術博士。専門分野は西洋政治史、ヨーロッパ中世年代記研究、アリストテレス政治哲学など。名古屋大学法学部助手、岡山大学法学部講師、助教授を経て、1984年より教授(~2015年3月)。大学院社会文化科学研究科長を歴任し、2011年4月から2017年3月まで岡山大学理事・副学長(社会貢献・国際担当)。

キャンパスアジアの目指すところ

 岡山大学では、2012年に本キャンパス・アジア事業のパイロットプログラムとなる「東アジアの共通善を実現する深い教養に裏打ちされた中核的人材育成プログラム」が採択され,2016年3月に5年間のプログラムを終えました。その間,5年間で約560名の学生交流,国際シンポジウムや地域連携カンファレンスの開催,また日中韓の共通教科書の発行など多くの実績を挙げたことから高い評価を受け,さらに5年間の継続採択となりました。
本学のキャンパス・アジア事業は、日中韓の大学で学ぶ学生が東アジアの共通善を学び、将来の東アジアを牽引するリーダーになる人材を育成するプログラムです。カリキュラムを通して、高度な専門的知識とともに、現代の東アジアの共通の課題を共有し、深い連帯感を持てる東アジアのリーダーにふさわしい能力を身に付けることを目指します。
 第二期となる本プログラムでは、第一期であるパイロットプログラムでの成果を踏まえ、さらなる高みを目指すことになります。そのためには、まずは相互の伝統文化や倫理を学びながら、歴史認識を共有し、一方で互いの視点で捉える力を養うことが重要です。それらを根底におき、現代の東アジアの政治・経済、科学技術、医療の共通の課題を共有し、さらに、東アジアの持続可能な発展の方途を探求することを通じて,将来の東アジアを牽引する高い専門的能力を涵養することが求められます。そしてこれらをより完成度の高いものにしていくためには、日中韓の3大学の教員・学生の交流をますます活発化させることが必須です。
こうして第二期となる本プログラムは、過去から現代のみならず未来をも見据えた東アジアの共通善の実現とともに、高度な専門的な能力を涵養することを目指しています。
 我々は、より多くの学生がこのような国際教育プログラムで学び、相互理解に基づく深い教養に裏打ちされた真のアジアンクラット(アジア共通の知的リーダー)となり、東アジアの将来を牽引していくことを心より切望いたします。

 


延味 能都 EMMI Yoshito

岡山大学大学院
社会文化科学研究科教授

1959年生まれ。専門はフランス・ルネサンス文学、特にプレイヤード派。1987年にフランス政府給費生として渡仏。ランス大学に学ぶ。1989年に岡山大学文学部専任講師。1992年,文部科学省若手研究員としてCNRSの中世語研究チームURFA(ナンシー第二大学)にて研究。2013年より岡山大学大学院社会文化科学研究科教授。2015年より岡山大学グローバル・パートナーズ副センター長。

就職優位性を持ちうる卓越した人材育成

 このプログラムでは様々な分野の学生交流・教育連携を支援します。その目的は,東アジアを中心に国境を越えて活動できる優れた人材を育成することです。私たちはこうした人材をアジアンクラットと定義し,国際的な視野を持ちながら、同時に地域の文化に精通し、そして深い伝統的な教養をもった人材、地域医療をリードする医療人、技術開発・生産・販売のすべての面で3国の協業をリードできる企業中堅幹部候補、また環境、エネルギー、循環型社会の構築など、現代社会が抱える問題でリーダーシップのとれる人材の育成を目指します。
 国際的に活躍するためには少なくとも3つの要件を満たねばなりません。まず語学力です。英語が必須であることはすでに学生のみなさんもよく知っていると思いますが,英語能力に加え,中国語や韓国語といった地域の言語能力もこれからは必須のものとなってゆくでしょう。2つめは他国の文化・伝統へ対する理解です。私たちは自分たちが生まれ育った環境の基準で判断を下しがちです。しかし,東アジアという地域全体を意識すれば,他国の人々がどのように考え・判断しているかを常に意識し尊重してゆくべきであることは明らかです。つまり,他の国の文化・伝統を理解することは私達を相互の理解へと導いてくれるものなのです。パイロット・プログラムでは「共通善」が大きなテーマとなっていましたが,共通善は互いに共有できる部分を認め合おうとする相互理解のキーワードでもあったのです。3つめは留学・学習成果の社会への還元です。
キャンパスアジア学生は奨学金など,政府の支援を受けることができます。しかしそれは,留学で得た成果を東アジア地域,出身国や出身地域など,さまざまな意味で「社会」へと還元する約束でもあります。プロフェッショナルな知識やスキルを持つことで,現代社会が抱える問題の解決へ向かってリーダーシップを発揮できる人材とならねばなりません。
 社会が必要とするこうした人材として自らを鍛えてゆく人たちを支援する,それが岡山大学キャンパスアジア第二期の大きな特徴なのです。


大安 喜一 OYASU Kiichi

岡山大学
グローバル・パートナーズ 教授

1960年生まれ。専門は教育開発、ノンフォーマル教育。1992年よりユネスコ・バンコク事務所において、プログラムスペシャリストとしてアジア・太平洋地域の「万人の教育」推進事業に従事。2008年にユネスコ・ダッカ事務所に異動し教育政策や人材育成を担当。2016年7月より岡山大学に勤務し、キャンパス・アジア第二期事業のプログラム・マネージャー。

ここで学ぼうとする学生へ

 近年、語学が堪能で、グローバルに活躍できる人が増えてきました。しかしながら、様々な国の人を一つのチームにまとめてプロジェクトを完成させたり、広範囲な地域全体の幸福を視野にいれながら行動できる人材は、まだまだごくわずかです。学生の皆さんには、こうしたキャンパスアジアプログラムを通じて、日中韓に共通する課題(少子高齢化・環境問題・医療・省エネの技術開発や、社会システムの開発、文化共生、循環型社会)に対し、東アジア全体の幸福と発展を視野におきながら、高い課題解決能力をもって取り組めるような資質を、是非身につけていただきたいと思います。

キックオフ・ミーティング

キャンパスアジアプログラムの本格的な開始にあたり、実施3大学の学長・副学長、関係教職員が一同に集まり、プログラム内容を学内外に紹介・アピールするとともに、本プログラムの円滑な実施のための協議・意見交換を行い、もって本プロジェクトの推進に資することを目的に実施します。

 

このページの最上部へ