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短期留学プログラム

 

初めての語学研修

 今回、成均館大学校交流プログラムに参加して、3週間、語学研修として韓国語の授業を受講しました。また、実際に韓国で生活することで、日韓の分化の違いについて深く知ることができました。

 私は、日本で4カ月、韓国語の授業を受講しました。たった4カ月しか勉強しておらず、挨拶と簡単な会話しか話すことができなかったので、受講する前から授業に対して不安がありました。私は初級のクラスでしたが、初級のクラスでももちろん授業は韓国語で行われるので、最初は戸惑いました。しかし、先生が簡単な単語とジェスチャー、時折英語を使いながら授業して下さるおかげで、徐々に先生のおっしゃることが理解できるようになりました。1日4時間、3週間で本1冊の内容を学習するので、授業の進度はなかなか速かったです。しかし、挨拶や文法など基礎的な内容から学習することができ、先生の教え方が非常に分かりやすかったので、韓国語の基礎がしっかり身につき、理解が深まりました。

 また、私のクラスは約15人でしたが、日本以外からの留学生、そしてさまざまな年代の方がいらっしゃいました。クラスの友達なので、話す機会はもちろんありますが、その時私達が相手と話すための言葉が韓国語しかないということに苦労しました。初級クラスなので、あまり韓国語を話せません。しかし、みんなが韓国語を学びたいという同じ志を持っていたので、習った韓国語とジェスチャー、英語でお互い意思疎通をすることができました。その時は非常に嬉しかったということを覚えています。互いの国のことについて、理解を深める機会にもなりました。また、学生ではなく社会人の方とお話しする機会もあり、社会人としてのさまざまな考えを聞くことができ、自分も勉強になる部分が多かったです。大学にいると他の国の方や、自分より年齢の上の方と接する機会は少ないと思うので、こういう機会に出会えて良かったと思いました。

 次に、8月7日に行われた南先生の講演会の内容について、述べたいと思います。南先生は日本に長期にわたり留学したことのある方で、自分の留学経験と重ね合わせながら、この留学で私達に感じてほしいことや体験してほしいことをお話して下さいました。私が一番印象に残っている言葉は、「韓国で生活していく中で、嬉しい出来事にも、残念な出来事にも出くわすと思います。どんなに韓国が好きで来ていても、残念な出来事には出くわすと思います。でもその出来事は今韓国に来ていないと、体験できないことです。日本にいたら絶対に体験できません。日本にいたら韓国に対して、良い印象しか持っていなかったかもしれません。自分がそうだったからです。そういう経験をたくさんして、この留学を意味のあるものにしてほしい。」という言葉です。南先生は自分の留学経験から私達に多くのアドバイスを下さいました。私はこの言葉を忘れず、韓国で過ごしました。やはり、南先生のおっしゃっていたように、嬉しい出来事と残念な出来事、どちらも経験しました。しかし、これは文化の違いが関係していると思いました。韓国で生活していく中で、日韓の文化の違いを肌で感じることができました。

 例えば、日本では電車や地下鉄の中で、携帯電話で話すことはマナー違反ですが、韓国では携帯電話で話すことは普通だということです。日本では話していても、申し訳なさから小声で話しますが、韓国は普通な声で、また大声で話す人もいました。それに対して、韓国人は迷惑そうにはしていませんでした。帰って調べてみると、韓国では電車や地下鉄内で、携帯電話で話すことがマナー違反ではなく普通なことだと書いてあり、非常に驚きました。これは日本人の私からしたら、残念な出来事になると思いますが、どちらの方が普通だ、どちらの方が良いということではなく、文化の違いと受け止めればいいということも南先生から教わりました。

 次に、体験した嬉しい出来事についてですが、嬉しい出来事は多く経験しました。私が一人地図を持って道に迷っていると、話しかけて下さった韓国人の方がいました。少し日本語がお話できる方で、韓国語と日本語でお話しながら行きたい場所を伝えると、快く道を教えて下さり、途中の道まで案内して下さいました。また韓国に来て1日目、初めて行ったお店で店員の方が何を言っているのか分からず戸惑っていると、店員さんが自分の携帯電話の辞書で日本語を調べてくださり、私達に分かるように教えて下さいました。この3週間で韓国人の優しさに触れる出来事が、多かったように思います。

 他に、食文化についてですが、これには苦労しました。韓国料理は辛いものが多いので、4・5日で飽きてしまい、洋食屋や日本食屋に行ったこともありました。またあまり辛くないと言われ注文したものが、日本人からしてみると辛かったこともしばしばありました。日本と韓国では使う食器も違います。韓国の食器、箸やスプーンは金属製で最初は重く、つるつるして使いにくかったです。また韓国では食器を持って食事をすることが、行儀が悪いことだと知っていたので、それにもまた苦労しました。そして韓国料理はどのお店に行っても、量が多いです。頼んでもないのに、キムチや副菜がたくさんでてきます。机に納まりきらないほど出てくるのには、驚きました。これについてチューターの方に聞くと、残すことがその店の人にとっては嬉しいことだということを教わりました。料理を残すほど、満足に食べることができたという意味だそうです。

 またこの留学でありがたかったのが、成均館大学の学生との交流会があったことです。日本人3人に対して、1人のチューターの方がついてくれました。この3週間で3回ほど、ソウル内を案内して下さいました。

 毎回私達の行きたい場所を聞いて下さり、計画を立ててさまざまなところへ連れて行ってくださいました。学生で賑わう弘大や、韓国の伝統的なお茶が飲める茶屋、韓国の王の私邸であった景福宮、韓国のカラオケなど、そこに住んでいる人しか知らないようなお店にも連れていってくださいました。その方は日本語が話せる方でした。私達の会話は韓国語でするよりは、おそらく日本語で会話した方が上手く意思疎通ができたように思います。しかし、チューターの方は「私は日本語が少し分かるけど、ここは韓国だし、韓国に来たのだから韓国語でたくさん話そう。」と言ってくださいました。私達が聞きとりやすいように、韓国語でゆっくり話して下さり、ジェスチャーを交えながら一生懸命話してくれました。私達が単語の意味が分からないと、辞書で調べて下さり、本当にありがたかったです。他に、お店に行くと、自分が注文するのではなく、私達に韓国語で注文する練習をさせてくれました。私はチューターの方と会う前は、事前に言いたいことをまとめて、韓国語に翻訳して行きました。自分の韓国語が相手に伝った時、非常に嬉しくて感動しました。チューターの方も日本に興味のある方だったので、「韓国はこうだけど日本はこうです。」など日韓の違いについて、よくお話しました。日本にいると、同世代の方とこういう話をする機会はないので、良い経験になりました。

 今回の交流プログラムを通して、さまざまな経験をしました。日韓の文化の違いを感じることもできましたし、それによって残念な出来事にも出くわしました。しかし、私はそれ以上に嬉しい出来事で出くわし、多くの親切な韓国人の方に出会いました。その体験した出来事ひとつひとつ、私が韓国で出会った一人一人に感謝しています。3週間という短い期間でしたが、クラスの先生、友達、チューターの方と別れることは、自分が想像していた以上に辛かったです。

 私が日本に帰国してから行いたいことは、私が韓国でしてもらったように、困っている韓国人の方がいたら、韓国語を使って手助けをしてあげることです。そのためにも、大学で韓国語の授業を受講し、韓国語の実力を向上させたいです。また今回のプログラムで韓国語の聞き取りはできているけど、自分が言いたいことが韓国語でうまく話すことができないという課題が見つかったので、チューターの方と連絡を取って交流を続けたり、大学内の韓国人留学生との交流を積極的に行っていこうと思います。

 今回のプログラムで、自分の目で海外を見るという体験を通して、得られたものは多くありました。私の人生において貴重で、忘れられない体験となりました。私に良い変化を与えてくださったこのプログラムに感謝しながら、これからもこのようなプログラムに積極的に参加していきたいです。

 

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