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留学生の声

 

長期留学マンスリーレポート(2015年12月)

flower3021 学習面の状況報告

4か月にわたる語学堂の授業が終わりました。韓国語の能力は確実に伸びましたが、未熟なところが多すぎて半年の留学は短かったのかな、と考えるときがあります。語学堂が終わり、冬休みになったことで韓国語を使う機会が少なくなりました。したがって、自分で勉強するだけでなく、チューターのオンニと会ったり、字幕なしの韓国ドラマをみたり、他の韓国人・中国人の友達と会うことで韓国語を使うように努力しています。また、パソコンを使うときは韓国語でブラインドタッチを練習しています。

今回のマンスリーレポートは、韓日未来フォーラムという韓国人学生20人、日本人学生20人が一泊二日で日韓の未来を考えるイベントに参加したことを主に書きたいと思います。日本にいるときから、韓国人と関わりがありましたが、なかなか私たちが抱えている問題については、デリケートなため深く触れる機会はありませんでした。したがって、良い機会だと思い、今回参加を決めました。フォーラムで5つのテーマから一つ選んで討論する機会がありましたが、私は、「日韓における中国の存在」という、共通善を考えるうえで必要だと考え、これを選び、その準備のためにキャンパスアジアの教科書や日韓関係に関する本を読んだりしました。準備段階では、その議論に対して「日中韓3か国が協力すればいい」という曖昧な考えを持っていました。実際に参加してみると、メンバーが経済・経営を学んでいる人が多かったためか、「経済」の観点で考えることとなり、「協力はするけど、依存は良くない」という、今まででは異なる考え方が出てきました。なぜなら、現在、日韓共に中国への輸出依存度が高いため、中国の影響力は大きいからです。例えば、以前領土問題により中国が日本に対してレアアースの輸入を規制した時、レアアースを中国の輸入に依存していた日本にとって大きな問題となりました。したがって、ほどよく付き合うことが大切なときもあるのかな、と考えたからです。しかし、やはりこの問題も日中韓の発展には歴史・領土問題が邪魔をしているので、両国ともに感情的にならず客観的に考えながら行動する必要があると思いました。このように、日韓関係について考えている中、先日、日本が韓国の慰安婦問題について謝罪と賠償金を準備するという嬉しいニュースが流れ、問題改善の道が少し開かれました。これからも日韓の政府同士が、お互いに寄り添う努力ができたら良いなと思いました。このフォーラムでは、講義の時間も設けられていました。そこで印象に残ったことは、元韓国外交部東北アジア局長 現・東西大学日本研究センター所長のチェセヨン先生が映画「羅生門」の話をしたことです。羅生門は、ある殺人事件の目撃者や関係者がそれぞれ食い違った証言をする姿を描いている話で、起こった出来事、事実が同じでもその見解が異なることがあるということが分かります。

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flower3021 生活面での状況報告

例えば、AがBに攻撃をしたという事実があるとします。しかし、BがAに挑発をしたからAが攻撃をしたのか、ただAが一方的に攻撃をしたのか、と同じ出来事でも異なる見解があるために、問題が異なるものに変化してしまいます。これは、日韓問題にもあてはまると思います。互いの見解が異なるために、問題解決が遅れています。やはり、相手がどう考えて意見を述べているのか知る必要性があると考えました。したがって、今回の韓日未来フォーラムは普段は聞けない韓国人の意見も聞けたので、よかったです。また、このフォーラムに参加して、他大学の人との交流も深まりました。正直に言いますと、フォーラムに参加する前に出会った日本人は日韓関係にそこまで興味のない人ばかりでした。しかし、今回参加した人は、韓国の歴史を専攻としている人、在日韓国人、親が韓国人など日韓関係について深く考えている人ばかりでした。今まで、岡山大学でも出会ったことのない人ばかりで、彼らの話を聞くと自分の知識が浅いこと、様々な考えがあること、など日韓関係について考える機会が増えました。その意味でも、参加してよかったと思っています。

他には、韓日未来フォーラムは来年8月に3泊4日島根県でも行われます。その開催に当たり、私も実行委員として加わることになったので、詳しいことが決まり次第キャンパスアジアの皆様にもお伝えします。今まで、私は日韓関係を学ぶ側でしたが、今回はそれを他の人に伝える側となります。私が、留学の目的の一つであった「今まで学んできたことを他の人に広める」が達成できるとともに、日韓を考えるきっかけを与える側に立てて、大変うれしく思っています。これをきっかけに日韓関係について理解が深まる人、岡大生がいたら嬉しいです。現在、その開催の準備を始めていますが、どのようなフォーラムにするかは自分たちで決めます。したがって、自分が今までどのようにして共通善を学んできたか、振り返りながら客観的に考えないといけないので少し苦戦しています。しかし、このような機会は全くないので素晴らしい経験になると思います。日本に帰ってからも、実行委員としてしなければならないことはあると思いますが、楽しみながらできたら良いと思います。

韓国に来て本当に良かったと毎日実感しています。一つの理由として、たくさんの出会いがあったからです。先ほど述べたようにフォーラムで出会った人、それだけでなく日本大使館の人と話を聞く機会もありました。また、語学堂を通して中国人の友達もでき、留学は、積極的に活動することに限ると感じました。半年の韓国留学も、残る1か月となりました。日本に帰ったときに、「あぁ、これをしとけばよかった」という後悔がないように充実な毎日を過ごしたいと思います。

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