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短期留学プログラム

 

中韓ワークショップに参加して

中間ワークショップに参加して

私が今回中韓ワークショップに参加したのは、大学で一年間学んだ中国語を少しでも使う機会があればと思ったからという理由が一番だったが、その他にテレビ・新聞などのメディアの報道で中国・韓国に悪い印象を持たせるようなものが多いように感じていたので、それが本当のことなのか実際に見て確かめてみたいという思いがあったからでもある。今回の研修に参加し、メディアを通してではない韓国・中国を感じることができ、貴重な経験をすることができた。ここでは10日間の研修を通して特に印象に残ったことについて述べようと思う。

まず韓国での研修について述べる。成均館大学での授業で、竹島をめぐる領土問題について話を聞いたことが印象に残っている。日本と韓国では竹島問題のとらえ方が全く違い、韓国では常に日本の朝鮮占領という歴史問題を意識しているというのだ。韓国人にとって竹島は領域を増やすためのただの「土地」ではなく、日本の帝国主義にまだ苦しめられているのだという「シンボル」として存在しているため、政治的・経済的に解決できない感情の問題となっているそうである。

グループ研修では可能な範囲で自分たちの問題意識に関係する好きなところに研修に行くことができるため、私たちの班はKorean Timesにお邪魔し、ひとりの記者の方のお話を伺うことになった。そこでは慰安婦問題が主な話題となり、様々な人と接してきた記者の目線からの貴重なお話を聞くことができた。そして最後に私たちへのメッセージとして、どんな問題に対しても間違った知識から正しく理解することはできないため積極的な態度でもって理解し合おうという努力をしてほしい、メディアは作家・記者さんの意見だから鵜呑みにするのではなく自分自身で考えることを怠ってはならない、といった言葉を受け取り、非常に心に残った。

二つ目の自由研修では西大門刑務所歴史館に行った。ここは日本の植民地時代に独立運動を行った朝鮮人が犠牲になった刑務所を保存・展示している博物館である。急遽訪問が決まったためあまり下調べをしないまま行ったのだが、あまり知識がない状態でも違和感のある展示だった。後から調べるとやはり日韓両国の学者からも日本の憎悪と恐怖を育てる場所だと批判が寄せられている施設であった。植民地時代の歴史は現在の日韓の問題を考える上で重要なものとなることをこの研修で身に染みて感じた後であったので、本当に正しいことを展示しているのか、訪れた人が間違った見解を持ってしまわないか、調べなおす必要があると感じ、私たちの班の大きな課題となった。

次に中国での研修について述べる。吉林大学の学生のプレゼンが心に残っている。日本で見られる中国のニュースは悪い印象を与えるものばかりだが、日本と中国の間には30~50年ほどの差がまだあり、日本人がマイナスに感じることもこれから改善されていくのではないかということ、また、近いからこそ国同士のトラブルが多いのは仕方のないことだから、若者同士の間で共通点から距離を縮めていくことが重要だといった内容だった。国同士でトラブルがあっても、若者は互いの文化に憧れを持ち、言葉を学び、足を運ぶ。お互いに興味を持つことは国同士の距離を縮める第一歩になるのではないかと思った。

今まで研修の中で特に印象に残っていることについて述べてきたが、この他にも博物館や工場など多くの施設を訪問し、様々な分野の視点から韓国・中国について考えることができ、自由時間には街に出て人々の雰囲気を直に感じたり、言葉がわからない中でコミュニケーションを図ろうとしたりと、外国ならではの経験をすることもできた。また、多くの現地の学生とほとんど日本語でではあったが会話することができ、お互いの文化などについて話すことは非常に興味深く楽しいことだということを知った。自分が外国語を話せるようになれば、もっと多くの人と交流することができるだろうと思い、前よりも留学することに前向きな気持ちを持つこともできた。研修を終えて、新たになった考え方や問題意識をもとに韓国・中国を見つめ返すとともに、留学についても前向きに考えていきたいと思う。中韓ワークショップはそう言った意味でも私にとって得るものの多い研修だった。

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